【4日目】12/31(月)ツーリング2日目:斜里ーウトロ 39.41km、野宿
女ぼっちで年越し野宿したった。
今日の目的
斜里からウトロまで自転車で行く。宿はない。
ウトロへ向かう
たまたま鏡があったので全身撮影。こんな感じの服装で走ってます。
スノーブーツ履くと足のシルエットがFFTのアグリアス(ホーリーナイト)みたいになる。
・・・いや、私じゃ「ホーリーナイト」どころか最弱ジョブ「たまねぎ剣士」だが。
そんなこんなしてたらチェックアウト10時になってしまった!!
いつも早く出発できない。サイドバックの括り付けに時間がかかるからだ。
もうサイドバックは外さないことにする。
12/31~1/5まではお休みだそうだ。
この「頭に温泉と氷の山を抱えた」熊は一体…!?
あとで調べたら「シャリッとさん」というらしい。
頭には流氷で出来たシャリ岳とジャガイモが並んだ帽子を被り、ピッチピチの鮭のネックレスを身に着けている「シャリッとさん」。大好物は流氷。マスキングテープが人気。
引用元: シャリッとさん 斜里町
斜里町のキーワードオンパレードですな!
ホテル横のセイコーマートで朝ご飯&行動食を買い出し。
今からウトロまでは店がない。
10:25 斜里町 出発
R334を走っていく。オホーツク海側からの風が強いのか、防風壁が結構設置してある。
↑動画だとこんな感じ。
スノーブーツ壊れる!キャリアー不具合!
そしてここでトラブルが!!!
なんとスノーブーツの左足の靴底がベローーーーン!と剥がれたのである。
な、な、なにぃぃーーーー!
ひとまず単純に靴底だけ剥がれたようで、超重要ポイントの防寒部分は剥がれていない模様。
(防寒部分が剥がれたらマジで凍傷になるのでワロエナイ。)
加水分解で剥がれてしまったと思われる。
しかし片方がはがれたという事は…まだ剥がれていない右足もそろそろ寿命では…?
それに左足の防寒部分も時間の問題じゃぁ…。
とりあえず寒さにはまだ耐えれそうなので、今日の行動終了時に直すことにする。
今直している時間ないし。
しかし、斜里に戻るまで店はないから、手持ちの道具でなんとかするしかない。
どーやってなおすんじゃぁぁぁー。
せっかくの一番行きたい場所に近づいたらこれかー。
今回はトラブルが多いのぉ…。
靴底がないまま続行。しかし靴底がないとめちゃくちゃ滑る。
坂道を歩いて登るのに一苦労した。
ちなみにこの靴はフリマアプリで中古で買ったんだが、やはり中古で生命に係わる装備は買わない方がいいなぁ…。
さらに「キャリアーがやたらボヨンボヨンするなぁ~…」と思ったら…
ひょえーーーー!
なぜかキャリアーのネジがなくなっている!!!
どーして~~!(T〇T)
もしかしてサイドバックが左右に揺れたり、立てかけたりして、ネジはずれちゃったのーーーー!?
うそーん。
行動終了までしばらく持ってくれーーーーっ。
14:15 オシンコシンの滝の駐車場に到着~。休憩だっぺー。
意外にもお客さんが多い。これからウトロで宿泊する人達が車で観光しにきているようだ。
写真を撮っていたら、話しかけられた。
「あなた。靴の底はがれているんじゃない?」
カメラのファインダーから目を離すとおじさんだった。
私が歩いている姿を後ろからみて気が付いたそうだ。
このおじさん!するどいな!
私「いや、ちょうどさっき剥がれちゃって。今日走り終わったら修理します」
おじさん「でも、修理って道具あるの?」
私「いやー、ないんですが、手持ちであるもので治すしかないですねーアッハッハ」
おじさん「・・・(しばし考え込む)。そうだ!じゃあ登山靴の紐あげるよ。これで応急処置してよ。ちょっと待ってて!」
え!ちょっとそんな貴重なもの頂けない!と思いつつおじさんは持ってきてくれた。
(そして後に、この紐に助けられることになる)
話をすると、おじさんも登山をよくしているようで、自転車にも乗るそうだ。
更におじさんは今日、知床の先にある「フレペの滝」に行ってきたそうだ。(私も行きたい場所)
行くのにはカンジキが必要なのだが、おじさんが言うにカンジキがなくても行けたそうだ。ふむふむ!
おじさんにお礼を伝えて別れる。
本当にありがとうございました m( _ _ )m
※そして連絡先をお伺いしたのだが連絡先を紛失するという!もし見てたら連絡ください。
ベイパーバリアを外して手を見ると、手しわくちゃ!
凄い水分が出てるんだなぁ。
で、しばらくしてアンダー手袋に手を通したらめちゃくちゃ冷えててビックリ。
やっぱりアンダー手袋は長時間外さない方が良い。こりゃ凍傷になる。
15:20 オシンコシンの滝 出発。
ウトロに向けてラストスパート。晴れてきた。
自転車でトンネルを走る時はマジで気を付けよう!
自転車の多くの人はトンネルで轢かれている。
ウトロー!!!
15:40 ウトロ着!日没直前に到着出来て良かった。
ウトロ到着!
さて目的地に到着したので宿へ・・・と言いたいところなのだが
今日の宿はない・・・。
ウトロ、年末年始の宿屋、全滅!どこにも空きがない。
空があったとしても一泊、4万円!!!!
そ、そんな大金、は、払えねぇ…!!!
というわけで、野営探しを兼ねて散策する。
16:10 バスターミナル前の時計台。マイナス3.7度。
16時で、もう暗くなってきている。
ゴジラ岩。潮の香りが非常に強い。雪も積もっているがなんだが海水を含んでいるようだ。
さらに初日の出で人が来そうなのでやめる。
セイコーマートをリポート!
ウトロのセイコーマートは色々取り揃えている!さすが観光地だけある!
CB缶を売っているセイコーマートは初めて見た。一本254円。
これもコンビニで珍しい。ドライバーセット189円。自転車乗りだったらもしかしてお世話になるかも。
やはり夏は知床を走るサイクリストが多いからだろうか。
充電器系統も充実。100均、ホームセンターなどがないのでお世話になるかも。
ウトロを散策し終わって、一旦スノーブーツやキャリアーを修理する。
スノーブーツを応急処置
右足も確認するとソールがはがれかけている!
しかもこっちは防寒ソールまではがれかけている。こっちの方が死活問題だ~~(T〇T)
斜里に戻るまでもってくれ~~…。
とりあえず、おじさんからもらった登山靴の紐で応急処理。
左足、右足両方とも登山靴の紐で応急処置した。
カンジキの履き方を応用して括り付けた。もやい結びも使った。これがいい応急処置かわからんが…。
ちょうどyoutubeでカンジキの巻き方見ておいてよかった。
やっぱロープワークは主要なものは日頃から使っておかねば、忘れるー。たまには復習しようっと
完璧に剥がれた左足はこの固定だけでは数歩歩いただけで靴底がはがれるのでさらに自転車の荷台紐で固定。なんだか骨折した人みたいだ。
つま先部分がべろべろして雪が入りそうだが仕方ない…。
靴底がはがれた場合の正しい対処方法
靴ひもで靴底をブーツ本体に縛り付ける方法がベスト。
靴底に紐が行かないように靴底の方のサイドに穴をあけて、靴本体とは紐で適当に取り付ける。
沢登りで地下足袋にワラジを取り付けるみたいな感じ。
ただ靴底がかなり硬かったので穴が開けれず。ちーーーん。
斜里に戻ったら靴底を貼り付けるボンドを購入しなければ…。
スノーブーツを脱いでベイパーバリアを確認するとベイパーバリア内がものすごい濡れていた。
発汗量恐るべし。穴が開いていないか確認する。
キャリアーも応急処置的で、ネジ穴に割りばしを削って差し込んだ(いいんかい。)
作業が終わったので飯にする。
今日の酒はこれ。十勝ブランデーハイボールは一回飲んだらもういいや。
やっぱ長次郎ハイボールさいこー。
そんなこんなで、一通り作業が終了したので、寝床を探しに行く。
だれ~~~も来なさそうな所に身を隠す。
そんなこんなで平成最後の年越しは・・・
なんと「女でボッチ野宿」でした…。
こ・・・こんなんでいいのか!自分っ!
まぁ言ってる事とやってることが違いますが・・・。
しかし、静かな自然の中、知床で、一人ひっそり静かな年越しも悪くない。
静かに瞬く星を見上げながら眠ったのでした。
(ってかそもそもそんなに大勢でワーワーするのは好きではない。)
ちなみに年越しの瞬間は、すでに気絶するように寝てました。
それでは、良い年越しと年越し野宿を・・・。
続く!
今日の出費
朝食:ちぎりパン ¥108 セイコーマート
夕食:酒3、カステラ、ようかん、おやつカルパス4 ¥723 セイコーマート
合計 ¥831
今日の距離・ルート・高低差
距離:39.41km
活動時間:10:15~16:00
ルート:
高低差:
まぁ平ら。
それでは、miyukix(@miyukix_jp)でした!
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