【6日目】5/02(水)雨崩ー西当ー飛来寺ー徳欽ー香格里拉(香格里拉・泊)
ここにはすんげぇ自転車ルートが潜んでいる・・・!
==2018年GW、女ぼっちで梅里雪山を巡る旅 シリーズ一覧==
(序章)事前準備&情報まとめ
(1)名古屋ー上海ー昆明長水空港まで飛行機
(2)昆明ー香格里拉空港ー徳欽ー飛来寺まで長距離バス
(3)飛来寺ー西当-雨崩までトレッキング
(4)本当のシャングリラは中国・香格里拉ではなく徳欽&雨崩?!名作「失われた地平線」のシャングリラの場所を考察する。
(5)雨崩~神瀑を往復トレッキング
(6)香格里拉~徳欽まで自転車で走ったら最高かも説wwwww
(おまけ1)イッテQにも出た!中国・麗江でトンパ文字のハンコ・印鑑を作ってきた!東巴文字!
(おまけ2)中国・大理で絶対行きたい!おススメの店&宿&食べ物&おみやげ11選!雲南省!
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※情報は2018年05月。一人民元=17.38円で計算する。
下山開始
朝6:45起床。今日も雨が降っている。外を見ると薄もやの中、梅里雪山が見えた。
宿を出る前に徳欽の天気予報を見ると
ずーーっと雨wwwwww うそーん。モンスーン、もう来てもーたぁ。
※ちなみにここに貼ってあるのは、天気の実績ですwww本当にずーっと雨!
德钦历史天气查询
こりゃ、飛来寺に一泊しても、次の日も梅里雪山は見えないだろうなぁ。
もう今日は飛来寺には泊まらず、行けるところまで行ってしまおう。
ここがこんな風なら、ネパールやエベレストや天気は崩れているのだろうか?
エベレストは只今絶賛登頂シーズンだからなぁー。
どうなんだろう。
今日は心配ごとがある。
それは西当から飛来寺に帰る方法がわからないのだwww
2012年の日本のネットの記事には西当から飛来寺には13時発の公共バスが出ているという情報を見かけた。
(しかもバスは予定時刻よりも早く出発したとか)
ただ、すれ違う旅行者に西当から飛来寺へ帰る方法を聞くと「公共バスはない」「タクシーか、相乗りタクシーで帰る」みたいなことを言う。
うーん、どっちが正しいのだろう。
出来ればお金を使いたくないからバスで帰りたいんだが…。
とりあえず13時に間に合うように登山口に帰ろう。
それに早めにつけば、朝、飛来寺から西当に登山客を送った、タクシーがいるはず。
と思い、歩きを速める。
茶屋におやじがいた。朝ごはんを食べてなかったので、炒飯を注文したら断られた。
まだ朝早いからな!
とりあえず昨日の晩、余ったご飯にベビスターかけておにぎりにして食べた。
うーん、冷えてるから、お米の味が微妙になってしまった。劣化してしまっとる。イマイチだわー。でも仕方がないので食べる。
9:10 ナゾヤ峠の茶屋 出発
9:38 今日初めて一人とすれ違う。恐らく今日の朝、西当から出発した人だろう。
トップバッターだな。チベットの巡礼者ともすれ違う。
このシャクナゲと一緒に見かける、枝垂れた?というか藻みたいな木。
木に寄生している植物だけど、空気がきれいでないと成長できない。
ここら辺は空気がキレイってことなんだな!
9:46 カップラーメン小屋に着く。ここもやはり客は一人もいない。
10:27 多くの中国人とすれ違い始める。
うーん、この調子だと、下山した頃には、この人達を送ってきたタクシーは飛来寺&徳欽に帰ってるかもなぁ。
それに、改めて思うに、私が登ってくる時、この道を下ってくる人は見かけなかった気がする…。
と思ったときに、路さんが「尼農」という方面に行くと話していた事を思い出した。
そうか!このトレッキングルートはピストン登山じゃなくて縦走スタイルなのか!
しまったぁー。みんな尼農の方に抜けていくのかぁ!
しかし、尼農のルートは、結構危ないって聞くし(地元の人も死んでいる)地図ないし(致命的)
私はどんくさいからな。こっちでいいや。
こっちのルートもこうやって人が結構いるから、なんとか飛来寺に帰れるだろう。
西当温泉ってのもあるらしいし(しかし、これもユースホステルで旅行者に聞いたら、そんな温泉しらんなぁーって言われたけど)
西当温泉は秘湯って聞くし、行ってみたい。もし車がなかったら、西当温泉で一泊すればいい。
それに、それでも車がなければ歩いて帰ってやる。
と思いながら下山していた。
とにかく早く下山して次の行動に移った方がいいと思った。
飛来寺が見える。とおいなー!!!標高2000m先だけど歩いていけるかぁー?
むむむぅ!
一人はよく話かけられる。「あなたはどこから来た」「雨崩までどれくらい時間かかる?」とまぁ色々。
「日本人?」と聞かれることも、まま。
懲りずにバスについて聞くが、やはり「ない」と皆口をそろえていう。
下界が見えてきた。
帰る方法が・・・ない!?
10:48 西当に到着!下山完了
希望をもって、駐車場まわりを見渡す!!!
やっぱり、なーーーーんもない!!!!
バスもタクシーもいねぇ!!!wwwwwwww
\(^〇^)/オワタ!!!!
うーん、困ったなぁー・・・。と、思っていると
登山口の馬置き場で、座り込んでいた人達に話しかけられた。
おぉ!願ってもない!
私「我想去飛来寺(フェイライスに行きたい)」
私「公共巴士、有没有(公共バスはあるのか、ないのか?)」
男「没有(ないよ!)」
ないんかーーーーー!
やっぱバスないんかー!!
やっぱ皆が言ってたことは本当だったー!/(^〇^)\
帰る方法ないの決定ー!
しかたねぇ…ひとまず西当温泉を探してみよう。(場所知らないけど)と思ったら
その男はちょうどタクシーの運転手の模様。
ラッキー!
しかし、飛来寺までの値段を聞くと200元と言う。
来るときは一人20元。6人だから、120元程度が相場のはず。
200元は、ちょっと高い。
私「貴~(高い)」
すると、4人集まれば、一人50元にするといった。
まぁそれなら許容範囲か。
「わかった、じゃあ一緒に待つ」って言って、この人たちと一緒に馬のそばに座り込んだ。
至って友好的で、椅子を出してくれたり、指さし手帳で遊んだり、タバコを勧めてきてくれたww
いや、私は吸いませんのや・・。
そうしたら、遠くの方でなにやら呼び声が。
帽子をかぶった男性が「おれなら今すぐ車出すぜ!150元だ」って言ってきた。
むむむ、どうしよう。と思ったら、50元タクシーの男が「おれ出発するの16時だと思う」みたいなこと言ってきたので
そうかぁ…。今11時だしなぁ。
私は会社員で、限りある時間の中で旅行してるからなぁ…
と、ちょっと考えた結果
150元タクシーに乗って行くことにした!\(^〇^)/
この旅行で一番の高額出費だーーーwリッチマーン!!
いや、今11:00。今からここを出れば、今日中に香格里拉や麗江にたどり着けるかもしれない。
どうせ曇り&雨なので、飛来寺からは梅里雪山は見えないだろう。
それだったら、世界遺産がある麗江まで早く行ってしまおう。
車で走っていると、西当の駐車場からすぐの所に、西当温泉と思わしきものがあった。
一瞬だったので写真取れんかった!
標高をどんどん上げていく。これを歩くのはやっぱり死ねるわー。
車つかまってよかったンゴ。
道中運転手が色々話しかけてくるが私が中国語を話せないとわかると
簡単な中国語を教えてくれた。
今何時?11時30分だ これはこういうんだぞ。みたいな。
12:30に飛来寺についた。タクシー代150元。
飛来寺に着いたら、預かっていた荷物を受け取り。荷物整理。
宿屋で飛来寺から徳欽に行く方法はないのか?と聞いたら
「ない!」って言われた。「歩くしか方法はないよ」と!
うひょー。またここもないのか。
とりあえず百度地図で確認すると飛来寺~徳欽までは歩けんことはない距離&高度。ただ着くと夕方16:00になりそうだなぁと思いつつ、宿屋を出た。13:00出発。
そうしたらまたもや、違うタクシーの運転手に話しかけられる。
「徳欽まで30元でどう?」相場だ。快諾。
徳欽のバスターミナルまで送ってもらう。
今13:40。出発まであと一時間あるので昼飯を食いに行く。
ちなみに徳欽から香格里拉に向かうバスの時間は以下
- 8:30
- 9:30
- 10:30
- 12:30
- 14:40
※2018/5 時点
バスターミナルの横にある、軽食屋に入った。
私の中国語が下手過ぎてさっぱり通じなかった!ので、他の客が食べている汁麺を指さして
「アレ1つ!」と注文。12元
辛いスープだったが、朝飯も食べずに行動していたので、非常においしかった!
旅行好きなおじいちゃんと話す。カメラ自慢をしてきてしばらく付き合った。
14:30。バスに乗り込む。
なんと!ここでもまた路さんに遭遇する。簡単に世間話をする。
世間は広いようで狭い。
出発するときになったらパスポート(身分証明書)の確認が来た。
さてバスは出発する。
バスはどんどん標高を上げる。
白芒雪山だと思われる。
山がどっしりしてると思う。
山をジーっと見てると、変な所に家が建ってたり、変なちょうちんが大量にぶら下がっていておもしろい。
隠れた自転車・名ルート「徳欽~香格里拉」
「この徳欽~香格里拉の道は、自転車旅行するには素晴らしい景色だ。」
と友人から聞いていたが、個人的には、それほどキレイとも思わなかった・・。
なんだかハゲ山だし、緑は見かけないし、川は泥色だし、色彩全体が土気色を帯びている。
昔と今は変わってしまったのだろうか。
季節が違うとまた景色は違うのだろうか。
それでもこの高度感と、存在感のでかい山を眺めながらツーリングするのは、それなりに価値があるとは思う。
・・・と、それをそのまま友人に伝えたら
「いいや!!前はこうだった!自転車で走る価値はあるぞ!!」と言われて写真を見たら
キレイっていうか圧倒的?wなおかつ走っている道の高度は4000m
なにこの神々しさマックス。なにこの澄んだ空気。まじこんなん見えてたんか。
いやいや!カメラの性能やろ!と思ってカメラ聞いたら私と同じSONY RX-100かよ。
なんだろう。ドラゴンって言葉がぴったりくる。
この山は白芒雪山(白馬雪山)の主峰・ジョラジョニ峰5429m。
雲南で3番目の高峰である。
この写真は2012年頃の写真。香格里拉から徳欽へ行く時の峠で見えたそうだ。
現在は香格里拉から徳欽まではトンネルが通っている。(2012年にはトンネルはなかった)
5本位。それがまたすっごく長い。
このトンネルができてから、バスは、この峠を通らなくなってしまった。
この景色が見えるなら、自転車で行く価値はあるなぁ。
トンネルを走らず、旧道を探し出していけば、この景色に会えるはず。
どのみちトンネルは私も通ってきた感じ、あそこを自転車で走るのは危ない。
道は狭いし、トラックばんばん走るし、路肩はなぜか50cmほど高くなってるし、路肩はガタガタになっている。
ここら辺の景色は
- 徳欽~香格里拉は絶景
- 香格里拉~麗江は普通に美しい
- 香格里拉~大理はふつう
だそうだ。
確かにこれを見る&実際、通った感じだと、そう思う。
ただここを自転車で行くとなると、通常サイズの自転車だとバスに乗せれない可能性がある。
そうなると折り畳み自転車を持っていくことになるが
このクラスの環境だと BD-1位はほしい。(現行birdy)
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高いけど自転車の耐久度、使いやすさ、軽さなど考えると、これ位はほしい…。
興味あるかた!ぜひ自転車で行ってみてください!
絶景があなたを待ってますよ!
バスはこんな感じで走ってる。あら!終点ラサなのね。
でもラサには外国人は簡単に入れない。多分途中で降ろされる。
それに徳欽でも相当チベットに近いエリアだからなぁ。
とりあえず今日の宿泊地を探す。
途中のガソリンスタンドでトイレを借りた。助かった…。
バスターミナルから歩いて30分で今日の宿屋に着いた。(予約なし)
今日の宿屋は「香格里拉国際青年旅舎」
今日宿泊する宿屋はこちら!!
この宿屋、ものすんごい良い!
宿屋の人がものすんごい親切&フレンドリー!
ドミトリー4人部屋(二段ベッド)一泊35元!
荷物を置いたらひとまず晩御飯を食べに外に出る。
お店の人がものすごい気さくで、よくしてくれた。
昼にヌードルを食べたかったので米が食べたかったが、
ヌードルを激押ししてきたのでヌードル注文!12元!
丸亀製麺のように、自分で具材をトッピングできる!
うおおお!パクチーあるやんけ!!!うれしい!
私が持っている指さし手帳を興味深そうにみる中国人。
ハンバーガーの表記にやたら受けていたwwなぜ?
ついでに中国語を色々教えてくれた。忘れてしまったが!!!(ばか)
お買い物が久しぶりなのでうっかり買いすぎる。
王老吉は中国で人気ナンバーワンドリンク。でも飲んだら激アマだった。
大理ビールはアルコール2.5% ちょっと弱いがぐびぐび飲める
部屋に帰ろうと夜間ドアを開けたら、いきなりユースホステルの皆さんの団欒部屋にたどり着いてしまってそのまま団欒に合流www
何しゃべってるかさっぱりわからないが、フンフンいって話を聞く(理解0)
そうこうしていると「你吃水果吗?(果物食べるか?)」と言われうんうんしたら
おいしい!うれしい!ありがとう!ありがとう!しぇいしぇい!しぇいしぇい!
ってかトレッキング中もビワくれたな。
中国人ビワ好きなのかな。
ビワを食いながら談話に参加続行。
夜も更けて「大家、晚安!」と言ったらみんなが「晚安~」とバイバイしてくれた。
wifiつなげようとすると、手伝ってくれたり、ドライヤー持ってきてくれたり
いや本当親切で居心地の良い宿屋だった。
寝室に行く時に、これ持って行ってと言って白湯ボトルを持たせてくれたが・・・
でかすぎるよ!!!wwww
(右にあるのは500mlペットボトル)
そんなわけで今日はこれで就寝!
今日のGPSデータ
雨崩~西当~飛来寺~徳欽
徳欽~香格里拉
今日の出費
- タクシー 150元 ¥2,607 西当ー飛来寺チャーター
- タクシー 30元 ¥521 飛来寺ー徳欽
- 昼食 12元 ¥209 香格里拉バスターミナルで麺
- バス 58元 ¥1,008 徳欽ー香格里拉 長距離バス
- 宿泊 35元 ¥608 青年旅舎 ドミトリー
- ごはん 12元 ¥209 麺を食べるはめになった
- トイレットペーパー 4元 ¥70
- 雑貨 26元 ¥452 ポテチ6、ビール3、王老吉3.5、コーラ3、大理ビール3、おやつ串3、水2x2、赤い袋0.5
今日の行動時間
到着 出発 地名 海抜
7:39 上雨崩村
8:21 *** ラサ人と会話
8:56 9:10 休憩ポイント1 ★ナゾヤ峠の茶屋 3760m
9:38 *** 中国人1人とすれ違う(恐らくトップバッター)
9:46 *** 通過 カップラーメン小屋 3561m
10:17 *** 展望台の中国人と話す、多くの中国人とすれ違い始める
10:27 *** 厠所 通過 ???
10:58 *** 西当温泉 駐車場 2670m
またな!
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ここ、自転車で走ってみたいんですよ。
うちの google map のばあい17,352mも坂道を上らなくてはいけないと表示されます。
かねてよりウソだろと疑っているので、実測しに行こうと思っています。
しかしながら私は沖縄県民なので寒いとか、酸素薄いとか、日没早いとかで躊躇しています。
ゴールデンウィーク前後はまだ梅雨じゃなさそうですね。
全線アスファルト舗装工事が終わっているみたいだし。
来年、行ってみようかな。
めんそーれ。コメントありがとうございますー。
おぉぉぉ!ぜひぜひ行ってみてください~。
道も全て舗装されていました。
道中、ドライブスルーや、住居などチラホラあったので、水分補給、食事、寝床は何とかなりそう。
中国に関しては、百度地図の方が、google mapよりも情報がたくさん載ってますよー。
あと反射ベストや、バックライトはつけていった方がいいかもー。車の量が思いのほか多いですよ。特にトンネルと下り道&カーブに注意です。
気温は、私の印象では、寒くなかったです。
徳欽の気温(中国サイトです)http://www.tianqihoubao.com/weather/top/deqin.html
空気は薄いですが、自転車でハァハァ深呼吸しまくって登るなら、高山病にかかるリスクも低いでしょう。
※自転車なら高度が上がるのに時間がかかるから。=高度順応できる。
あとここにちょろっと書いてます。
https://miyukix.net/2018/05/10/meilixueshan_day02/
私のサイト内検索で「高山病」と入れてもらっても色々でてきますー。
日没時間も、私は5月に行ったので、そこまで気にならなかったです。
個人的には、行きは飛来寺までバスで輪行で行っちゃって、帰りは自転車で下ってくるっていうのがおいしい所取りな気もしますが…。
ちなみに、帰り、麗江から大理までバスで移動した(大理から飛行機に乗って日本へ帰る)のですが、その時のバスがめちゃくちゃ小さかったです。マイクロバス程度の大きさでトランクがなかったです。
あのバスだと通常サイズの自転車は乗せれなさそうです…。まぁ、下りなら、自転車で帰ればいいですけどね。
ちなみに飛来寺から雨崩のルートはもっとハードっぽいですよ。そっちのルートはダートもあるので、タイヤはオフロード・オンロード両用のタイヤにしておかないときびちいかも。私が雨崩に行く時に、一人自転車で雨崩に向かっている青年がいました。
ちなみに雨崩の先に、永遠の未踏峰、梅里雪山のBCがあります。京都大学と悲しい縁がある場所なので、関心があれば行ってみるといいかも。
長文でスイマセン…。もし行ったら、また感想おしえてください~(^〇^)